窓掃除で気をつけるべきポイントとは?
学園祭が終わり振替休日明けの今日は、毎年校内一斉清掃の日となっている。学園祭で飾り付けた校内や、多くの来場者、学校関係者が汚した校舎を、生徒と教員が一緒になって清掃するのだ。校内一斉清掃までが学園祭ですと、学園祭実行委員も学園祭開催前からずっと言ってきたので、皆、当たり前のように、今日の清掃に対して準備はぬかりない。エプロン、三角巾はもちろんのこと、アームカバーや裾カバーをつけた者もいる。でもどうせなら、学園祭前に掃除をして綺麗な学校で来場者を迎えた方が、学校の印象も良くなるのではないかと思うほど、校内清掃の時の学校は本当に汚いのだ。
僕が担当したのは理科実験室。カーテンが暗幕になっていて、古い暗幕からはホコリのせいなのか、ちょっと変な匂いがしている。カーテンを開けると古い窓が現れ、その窓ガラスの掃除をすることにする。この窓ガラス、古さもあるが、そもそも汚すぎる。窓ガラス掃除をしたのは恐らく昨年の学園祭明けではなく、その前の年かその前かもしれない。
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内側も外側も窓ガラスには汚れがこびりつき、雑巾で1回拭いただけでは全く透明感は出ない。洗剤をつけるより何より、水びたしの雑巾で洗うように汚れを拭くしかなさそうだ。古い窓ガラスなので力を込めると割れてしまいそうな恐怖感もあり、僕は窓際でうまくバランスを取りながら、圧力をかけずに窓ガラスの汚れを取ると言う作業に集中した。窓ガラス掃除に頭脳を使っていると、我ながら感心する。
窓掃除で気をつけるべきポイントとは、窓掃除をした最後の仕上げにある。水浸しの雑巾で大まかな汚れを取った後は、洗剤で細かな汚れも落とす。そして固く絞った雑巾で大方の水分を拭き取ったら、今度は完全に乾いた布で乾拭きをするのだ。僕は厚手のキッチンペーパーを使って窓ガラスの乾拭きをしあげた。ピカピカになった窓ガラスは、古くても透明感が出て、その後の汚れを付きにくくするのだ。